大前研一の言葉

日本を代表するコンサルタントに大前研一さんがいます。
マッキンゼーでの学びをまとめた書籍「企業参謀」がベストセラーになり、日本支社長やアジア太平洋地区会長を務められた方です。
東京都知事選に出馬して大敗をしたり、石原都知事に提案してネット銀行を立ち上げるも立ち行かなくなってプロジェクトを降りたりと、破天荒なイメージで個人的には好きなキャラクターでは無いのですが、コンサルタントとして優秀であった事は疑いようの無い事実です。
さて、その大前研一さんが2005年にプレジデント社から出版された『時間とムダの科学』という書籍でこんな事を書かれていました。

人間が変わる方法は3つしかない。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。
この3つの要素でしか人間は変らない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

変わろうと思ってもなかなか変われない私自身の胸に突き刺さった、真理をついた言葉だと思います。
これを企業に置き換えて考えると、結果を変えるには「やる事」を変えるか、「やり方」を変えるか、「やる人」を変えるしかありません。
この考え方は私のコンサルティングにおける基本的なフレームワークになっています。

「決意を新たにする」は無意味

ところが、多くの会社では、目標未達の原因を会議で問われても「やろうとした事」や「やった方法」の話ではなく、「次こそは頑張ります」の精神論で終わらせてしまっているのが現実では無いでしょうか?
かのアインシュタインも「同じことを繰り返し行い、違う結果を期待することを『狂気』という」と言いました(諸説あります)。

結果は全てプロセスの延長にあります。プロセスを見直さずに精神論を説くのは「スポ根」ドラマだけにしておきましょう。

企業が変わる方法は3つしかない。
1番目は「やる事」を変える・
2番目は「やり方」を変える。
3番目は「やる人」を変える。
この3つの方法でしか企業は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

さて、決意を新たに企業経営と向き合いましょうw

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